2026年10月23日に発表されたLKQの業績予想は、第3四半期の利益が大幅に減少することを示し、自動車部品販売会社である同社は通期ガイダンスの撤回と経営体制の刷新を発表した。暫定売上高は33億2,000万ドルで、前年同期の35億ドルから減少した。欧州での業務上の問題が未達の主因となった。

主なポイント

  • 暫定調整後希薄化後1株当たり利益は0.47~0.53ドルで、前年同期の0.84ドルを下回った。
  • 欧州でのシステム障害と取扱量の減少を受け、経営陣の交代と外部機関による業務レビューが行われる。
  • LKQは2026年のガイダンスを撤回し、第3四半期の正式な決算発表を10月29日に予定している。

目次

LKQの業績予想は大幅な減益を示す

LKQの第3四半期の暫定発表は、2026年9月30日までの3カ月間を対象としている。数値は未監査であり、財務・会計手続きの完了を条件とするもので、確定した四半期決算ではない。

同社は調整後希薄化後1株当たり利益を0.47~0.53ドルと予想しており、2025年第3四半期の0.84ドルと比べて減少する見込みだ。株主に帰属する継続事業からの予想損失には、非現金の減損損失1億1,100万ドルが含まれる。

調整後利益と会計上の損失を区別することは重要だ。調整後利益は減損損失やその他複数の項目を除外している。この指標は、一般に公正妥当と認められる会計原則(GAAP)に基づいて算定された利益の代替として扱うべきではない。

項目詳細
グループの部品・サービス有機売上高2026年第3四半期の暫定値は5.4%減
株主に帰属する継続事業からの損失1,600万~3,200万ドル。2025年第3四半期は純利益1億7,800万ドル
継続事業の希薄化後1株当たり損失0.06~0.12ドル。2025年第3四半期は1株当たり利益0.69ドル
調整後純利益1億1,900万~1億3,500万ドル。2025年第3四半期は2億1,600万ドル

欧州での混乱が業績未達の要因に

LKQは第3四半期の業績不振の主因を欧州に挙げ、ドイツでの基幹業務システム導入に伴う混乱と、英国およびベネルクス地域での取扱量減少を指摘した。

欧州の部品・サービス有機売上高は9.8%減少した。同セグメントの暫定EBITDAマージンは4.1~5.1%で、前年同期の10.0%から低下しており、悪化が売上高だけでなく収益性にも及んだことを示している。

他地域の業績悪化は比較的小幅だった。北米事業は市場環境が軟調だったものの会社予想に沿って推移し、スペシャルティ事業は予想をわずかに下回った。

新CEOと外部アドバイザーが業務改善を担う

サルバトーレ・A・アバーテ氏が社長兼最高経営責任者(CEO)に任命され、2026年12月15日付で就任する。同氏は、10月23日付で退任したジャスティン・ジュード氏の後任となる。

アバーテ氏の就任までは、取締役会長のジョン・メンデル氏と監査委員会委員長のスー・ゴーブ氏が、現経営陣とともに暫定的な最高経営責任者室を率いる。

アンディ・ハミルトン氏も10月23日付で、LKQ Europeの社長兼マネージングディレクターを退任した。取締役会は欧州事業に関する助言役としてAlvarez & Marsalを起用し、当初は顧客サービス、業務の安定性、業績、コスト規律に重点を置く。

最終決算発表を前に通期見通しを撤回

LKQは、欧州での業績と次期CEOの就任を理由に、直近では7月30日に更新した2026年通期ガイダンスを撤回した。発表では、代替となる見通しは示されなかった。

経営陣の交代とアドバイザーの起用は、取締役会が進めている戦略的選択肢の検討の一環でもある。LKQは、この検討について適宜、追加情報を提供すると述べたが、取引や完了時期の予定は発表していない。

結論

LKQの次の確定した節目は、2026年10月29日に予定される第3四半期の正式決算発表と、それに伴う電話会議だ。この発表で、ガイダンス撤回と経営陣交代を受けて公表された暫定数値が確定する。

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