臨床段階のバイオテクノロジー企業Lycia Therapeuticsは2026年10月26日、約3億6,510万ドルの総調達額を得てIPOを完了した。同社は普通株式2,028万6,000株を1株18ドルで売却し、そのうち264万6,000株は引受会社がオプションを全額行使して購入した追加株式だった。
主なポイント
- 引受会社による追加株式購入オプションの全額行使を含め、募集は完了した。
- 総額3億6,510万ドルは、引受割引、手数料、その他の募集費用を差し引く前の金額。
- Lycia株は10月23日、LYCAのティッカーでナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで取引を開始した。
引受会社のオプション全額行使を受け、LyciaのIPOが終了
募集株式はすべてLyciaが売却したため、売却株主ではなく同社が調達資金を受け取った。公表された総調達額は、取引費用控除後に同社が保持する金額を示すものではない。
Lyciaの 最終IPO目論見書(10月22日付)では、1株18ドルの株式1,764万株を基本募集とし、引受会社がさらに264万6,000株を購入できる30日間のオプションを定めていた。10月26日の取引完了発表により、オプションが全額行使されたことが確認された。
登録届出書は10月22日に効力を生じ、その後10月23日にナスダックでの取引が始まり、10月26日に募集が完了した。Jefferies、TD Cowen、Evercore ISI、Guggenheim Securitiesが共同主幹事を務め、LifeSci Capitalは受動的な主幹事を務めた。
臨床プログラムはアレルギーとバセドウ病に注力
サウスサンフランシスコを拠点とするLyciaは、細胞外の疾患原因タンパク質を分解するよう設計された治療法を開発している。同社はLYTAC(リソソーム標的化キメラ)プラットフォームを用い、自己免疫疾患、炎症性疾患、アレルギー疾患を当初の対象としている。
同社の主力候補には、食物アレルギーなどのアレルギー疾患を対象に免疫グロブリンEを分解するよう設計されたLCA-0061と、バセドウ病の原因となる自己抗体を選択的に除去するよう設計されたLCA-0321がある。両候補とも第1相臨床試験中だ。
Lyciaは目論見書で、IgE値が高い参加者および食物アレルギー患者から得られるLCA-0061の追加データと、LCA-0321の初期データを2027年に公表する見込みだと述べた。これらは同社の見通しであり、完了した臨床上のマイルストーンではない。
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