Assystemの業績では、原子力事業がけん引し、2026年最初の9カ月間の売上高が増加した一方、Expleo Group関連の再評価が上半期の損失につながった。エンジニアリング会社である同社は、通期の成長目標も見直した。

主なポイント

  • 9カ月間の売上高は1.7%増の4億9,210万ユーロとなり、オーガニック成長率は2.8%だった。
  • 上半期のEBIT-Aは2,110万ユーロに増加したが、Assystemは連結損失660万ユーロを計上した。
  • Assystemは現在、2026年のオーガニック売上高成長率を約3%と予想しており、従来の2%から4%のレンジ内となる。

Assystemの業績と原子力事業の売上高

Assystemは10月27日、9月30日までの9カ月間の売上高が、前年同期の4億8,420万ユーロから増加したと発表した。為替のマイナス影響1.1%が、オーガニック成長の一部を相殺した。

連結売上高の81%を占める原子力事業は、オーガニックベースで7.7%成長した。フランスの売上高は4.5%増の2億9,760万ユーロとなった一方、海外売上高は2.4%減の1億9,460万ユーロだった。

同社によると、英国では民生用原子力および防衛関連契約の立ち上がりが成長を支えた。MECA地域では事業が低調で、その一因はトルコのアックユ原子力発電所契約とサウジアラビアでの立地調査が終了したことにある。

項目詳細
フランスの上半期EBIT-A2026年:1,400万ユーロ、2025年:1,140万ユーロ
海外の上半期EBIT-A2026年:920万ユーロ、2025年:1,160万ユーロ

上半期の損益

非経常項目控除前営業利益(EBIT-A)は、6月30日までの6カ月間で3.4%増の2,110万ユーロとなった。EBIT-Aマージンは前年同期の6.2%から6.4%に拡大した。

フランスのEBIT-Aは改善し、Assystemはその要因として、稼働率の上昇や営業レバレッジの拡大などを挙げた。海外のEBIT-Aは減少し、カナダでの事業拡大コスト、サウジアラビアでの不利な営業レバレッジ、契約のタイミングが影響した。

同社は、前年同期の430万ユーロの利益に対し、660万ユーロの連結損失を報告した。この結果には、Expleo Groupの転換社債の公正価値再評価による1,900万ユーロのマイナス寄与が含まれていた。

キャッシュフローと2026年目標

上半期のフリーキャッシュフローは、IFRS第16号の影響を除くとマイナス1,910万ユーロで、前年同期のマイナス1,470万ユーロから悪化した。同じ基準での純有利子負債は6月30日時点で8,130万ユーロとなり、2025年末の5,970万ユーロから増加した。

オーガニック売上高成長率を約3%とする目標に加え、Assystemは通期のEBIT-Aマージンが連結売上高の約7%に上昇すると予想している。これらの目標は、マクロ経済、政治、地政学的環境が大幅に悪化しないことを前提としている。

次回の予定

Assystemは2027年2月11日、取引終了後に2026年通期の売上高を発表する予定だ。

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