2026年10月28日の英国政府による歳出発表を前に、ウェールズ予算が注目を集めている。プライド・カムリの閣僚らは、鉄道と公共サービスへの資金拡充を求めている。ウェールズ財務相のエリン・ジョーンズ氏は、ジョン・ヒーリー財務相に対し、約束されている長期鉄道資金のうち10億ポンドを前倒しするよう要請した。
要点
- ジョーンズ氏は、ウェールズ向けに英国が拠出を約束した鉄道資金140億ポンドのうち、10億ポンドの前倒しを求めている。
- ウェールズ政府は、日常的な支出が実質ベースで削減される見通しの2027~28年度予算について、追加支援を求めている。
- ウェールズ閣僚らは、提案中の児童給付を税や給付額の算定対象から除外することも求めている。
ウェールズ予算、鉄道と公共サービスへの支援を要請
ジョーンズ氏は、ウェールズを公平に扱う英国の歳出計画を求めている。鉄道に関する要請は、英国政府がウェールズの長期鉄道資金として約束した140億ポンドの一部を前倒しするものだ。この約束に加えてさらに10億ポンドを求めているわけではない。
また、ウェールズ政府が2027~28年度予算を編成するための追加資金も求めている。医療、学校、道路など、ウェールズでは権限が移譲されている分野について、イングランドで英国政府の支出が増えれば、ウェールズへの追加資金につながる可能性がある。
労働党のニア・グリフィス下院議員は別途、ウェールズ政府が投資プロジェクト向けに借り入れを行う際の柔軟性を高めるよう求めた。
児童給付と家計負担
ウェールズ閣僚らは、ユニバーサル・クレジットを受給する世帯の子ども1万5,000人に週10ポンドを支給する「シンナル」制度の試験導入を計画している。受給者が他の収入を失わないよう、支給額を税や給付額の算定対象から除外するよう英国政府に要請した。試験導入と要請された除外措置が実施済みであることは確認されていない。
スウォンジー・マーケットの世帯や商店主は、予算発表を前に生活費を大きな懸念事項として挙げた。標準的なエネルギー料金は2027年1月に16%上昇すると予測されており、商店主らは燃料費や仕入れ先のコスト上昇が事業を圧迫していると述べた。
財務相は、国民年金だけを収入源とする年金受給者を所得税から保護すると発表しており、詳細は予算で示される予定だ。英国政府の報道官は、ヒーリー財務相は可能な限り、家計や企業に一定の余裕をもたらすことに注力すると述べた。
次の節目
英国予算は10月28日に発表される予定だ。その週の後半には、首相とウェールズ自治政府首相が国家経済評議会で権限移譲について協議する見通しだ。
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