レンジャー月探査機のカプセルは、科学機器が月面に着地する際の衝撃を和らげるよう設計されていました。カプセルを搭載したNASAの探査機2機は、1962年に目標を外れて太陽の周回軌道に入り、カプセルの状態について最近確認された情報はありません。
要点
- レンジャー3号とレンジャー5号はいずれも、地震計を月面に設置できませんでした。
- 探査機はミッション終了までに、放射線に関するデータをいくらか送信しました。
- カプセルは現在も太陽を周回している可能性がありますが、現在の状態は確認されていません。
レンジャー月探査機のカプセルの設計
NASA初期のレンジャー計画では、月に向けて探査機を送り、衝突前に画像を撮影し、科学データを収集しました。一部の探査機には、直径約65センチのバルサ材の球体で保護された、独立した地震計カプセルが搭載されていました。
計画では、カプセルを月の近くで切り離し、衝突前に速度を落とすことになっていました。計測器が無事なら、科学者が月の内部を調べるのに役立つ可能性がありました。
2機の探査機が月を外れる
レンジャー3号は1962年1月26日に打ち上げられましたが、一連の故障によって軌道を外れました。月のそばを通過し、太陽の周回軌道に入りました。
レンジャー5号は1962年10月18日に打ち上げられました。電源系統の故障により必要な軌道修正ができず、探査機は月から約450マイル(724キロメートル)の距離を通過した後、こちらも太陽の周回軌道に入りました。
カプセルは現在も太陽の周りを移動している可能性がありますが、最近目撃されたという情報や、状態を確認したという報告はありません。
失敗したミッションからも科学的成果
レンジャー3号は、惑星間空間のガンマ線フラックスを初めて測定しました。バッテリーが切れるまでの約4時間、レンジャー5号はガンマ線実験のデータを送信しました。
NASAはレンジャー計画を継続しました。1964年に打ち上げられたレンジャー7号は、月面に衝突する前に数千枚の写真を送信しました。
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