AnthropicのCEO、ダリオ・アモデイ氏は株式を慈善団体に寄付することを誓約する一方、寄付者指定基金が保有する株式の議決権を維持すると、2026年10月に提出された証券関連書類で明らかになった。この取り決めは、同社の創業者と従業員による、より広範なAnthropicの慈善寄付への取り組みの一環である。
主なポイント
- アモデイ氏は、完全所有する2億4,060万株と、議決権委任の対象となる別の460万株を開示した。
- Anthropicの共同創業者は持ち株の80%を寄付することを誓約しており、同社は従業員による株式寄付に同額を拠出する。
Anthropicの慈善寄付と創業者の株式
Anthropicの 創業者と従業員による株式寄付の取り組み は、今回の提出書類より前から行われている。同社によると、共同創業者はAnthropicの設立時に持ち株の80%を寄付すると誓約しており、従業員による株式寄付の誓約に同額を拠出する制度も運営している。
提出書類では、アモデイ氏と他の6人の創業者がそれぞれ2億株超を保有していることが明らかになった。Anthropicは2026年11月に株式を公開する見通しだったが、時期は依然として予定段階にあった。
議決権の取り決みの仕組み
アモデイ氏は、完全所有する株式に加え、議決権委任の対象となる460万株を開示した。提出書類によると、同氏は寄付者指定基金が現在保有する株式、または今後取得する株式について、条件および制限に従って議決権を行使する権利を有する。書類にはDaffy Charitable FundとDechomai Asset Trustの名称が記載されている。
寄付者指定基金は慈善寄付を受け入れ、時間をかけて助成金を交付できる仕組みである。Anthropicは、同社または従業員からの株式寄付を受け入れるため、両基金と契約を結んでいる。
慈善目的の株式寄付に付される条件
議決権は、寄付された株式に対する支配権をめぐる疑問を招くことがある。DaffyのCEO兼共同創業者であるアダム・ナッシュ氏は、議決権や譲渡制限に関する条件は、非公開株式や譲渡制限付き株式の寄付ではかなり一般的だと述べた。
ナッシュ氏によると、慈善団体にはそれぞれ受け入れ方針があるが、寄付は撤回不能でなければならず、適用される制限の範囲内で投資に関する最終的な管理権は非営利団体が保持しなければならない。同氏は特定の企業や個人についてはコメントしなかった。
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