スイスの臨床段階バイオテクノロジー企業Windward Bioは、2026年10月23日、米国での新規株式公開(IPO)を申請し、IPO計画を前進させた。Windward Bio Group AGは、Nasdaq Global Marketへの普通株式上場を目指しており、ティッカーシンボルはWWBとなる予定だが、株式数や想定価格帯は公表していない。
主なポイント
- 今回の申請により、上場を目指す公募プロセスが始まった。ナスダックの承認と上場の完了はまだ先だ。
- Windward Bioは2024年の創業以来、株式による資金調達で最大3億6,500万ドルを調達している。
- 同社は呼吸器疾患および皮膚疾患を対象に、超長時間作用型抗体を開発している。
目次
Windward BioのIPO条件は未確定
同社のF-1登録届出書によると、現在、同社の普通株式には公開市場が存在しない。登録届出書が発効するまでは公募を進めることができず、ナスダックへの上場申請が承認されなければ取引を完了しないとWindwardは説明している。
株式数と価格帯が示されていないため、このIPOで調達する金額や、投資家が株式を購入する際の企業評価額は明らかになっていない。予備目論見書には、Jefferies、TD Cowen、Piper Sandler、UBS Investment Bankが記載されている。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 申請日 | 2026年10月23日 |
| 上場予定先 | Nasdaq Global Market、ティッカーWWB |
| 公募規模 | 株式数と想定価格帯は未公表 |
ヘルスケア分野の投資家が過去の資金調達を支援
2024年に設立されたWindward Bioは、OrbiMed、Novo Holdings、SR One、Omega Funds、Blue Owl Healthcare Opportunities、RTW Investmentsなどの投資家の支援を受け、株式による資金調達で最大3億6,500万ドルを確保している。
この資金調達額は、計画中の公募に先立つ調達分であり、IPOの想定調達額ではない。同社はスイスのバーゼルに本社を置き、米国でも事業を展開している。
抗体パイプラインは投与頻度の低減を目指す
Windwardは、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アトピー性皮膚炎を対象とする抗体医薬品を開発している。候補薬は体内で長期間作用するよう設計されており、現在利用可能な治療法と比べて投与頻度を減らすことを目指す。
候補薬WIN378は、重症でコントロール不良の喘息を対象とする第2/3相試験POLARIS-1で評価中だ。第3相部分は2026年9月に開始した。COPDを対象とする別の第2相試験SIRIUSは、2026年6月に開始した。
2つ目の喘息第3相試験POLARIS-2の準備活動は2026年9月に始まり、患者の登録は2027年上半期に開始する計画だ。この登録時期はあくまで同社の計画であり、達成済みのマイルストーンではない。
結論
Windward BioのIPOは、価格が決まっていない計画段階にあり、上場はまだ完了していない。今後注目される公募条件は株式数と価格帯で、いずれも10月23日の申請時点では決定していなかった。
ニュースをもっと読む
免責事項
この記事は一般的な情報を提供するものであり、個別の金融、投資、法律、税務に関する助言ではありません。市場価格、金利、経済状況は変動する可能性があり、投資には損失のリスクが伴います。記載内容は公開時点で入手可能な資料に基づいており、変更される場合があります。重要な情報はご自身で確認し、必要に応じて資格を有する専門家にご相談ください。資産、企業、サービスへの言及は推奨を意味するものではありません。




