Customers Bancorpの2026年第3四半期決算では、預金残高が226億ドル、融資残高が185億ドルと過去最高を記録し、純金利収入も増加しました。銀行持株会社は10月22日に決算を発表し、9月30日に終了した四半期の普通株主に帰属する純利益は7,840万ドル、希薄化後1株当たり2.25ドルだったと報告しました。

主なポイント

  • 預金残高は前四半期比3.8%増加し、融資総額は2.8%増加しました。
  • 純金利収入は前四半期比7.6%増の2億800万ドルとなり、純金利マージンは3.19%に達しました。
  • 経営陣は2026年の見通しを更新し、融資の伸び率を12%以上、預金の伸び率を9%以上とする目標を掲げました。

目次

Customers Bancorpの決算はバランスシート全体の拡大を示す

Customers Bancorpの第3四半期決算発表によると、預金残高は6月30日から8億3,100万ドル、前年同期から22億ドル増加しました。融資総額は前四半期比で4億9,600万ドル、前年同期比で22億ドル増加し、年間成長率は13.5%となりました。

無利息預金は四半期中に2億9,500万ドル増加し、過去最高の72億ドルとなりました。預金総額に占める割合は31.9%でした。これらの残高には利息費用が発生しないため、預金全体の増加とともに重要な資金調達源となっています。

融資カテゴリー別の伸びにはばらつきがありました。投資目的で保有する商工業向け融資・リースは前四半期比で5億9,200万ドル増加した一方、住宅ローン関連融資は2億5,900万ドル減少しました。投資目的で保有する融資・リース総額は184億ドルとなり、融資総額の185億ドルより対象範囲が狭い数値です。

項目詳細
2026年融資成長率見通し12%以上
2026年預金成長率見通し9%以上
2026年純金利収入見通し8億500万~8億1,000万ドル
2026年非金利費用見通し4億6,000万~4億6,500万ドル
2026年税率見通し22%~23%

預金コストが横ばいの中、金利収入は増加

純金利収入は第2四半期から1,500万ドル増加しました。主な要因は、有価証券と法人向け銀行業務の融資・リースから得られる金利収入の増加です。預金の平均調達コストは前四半期と同じ2.50%で、前年同期の2.77%から低下しました。

最高財務責任者(CFO)のMark McCollom氏は、預金獲得と融資実行のタイミングのずれによって現金残高が高水準となったにもかかわらず、純金利マージンは3.19%に拡大したと述べました。同氏は9月のマージンのランレートを約3.25%と推定し、経営陣は第4四半期にもさらなる拡大を見込んでいると説明しました。

営業効率も改善しました。効率性比率は第2四半期の50.6%から47.2%に低下し、非金利費用は100万ドル減の1億1,300万ドルとなりました。ただし、費用は前年同期を800万ドル上回りました。

信用の質は前四半期比で改善、前年同期比では悪化

9月30日時点で、不良債権が融資・リース総額に占める割合は0.29%でした。6月30日時点の0.31%から低下した一方、前年同期の0.17%を上回りました。この比較は前四半期比での改善を示すものの、前年の水準には戻っていないことを示しています。

純貸倒償却額は、比較対象となる両四半期の1,500万ドルから1,300万ドルに減少しました。一方、信用損失引当費用は第2四半期の2,300万ドルから2,500万ドルに増加しましたが、前年同期に計上した2,700万ドルは下回りました。

Customers Bancorpは四半期中に普通株492,178株を3,800万ドルで買い戻しました。9月30日時点の普通株式等Tier 1資本比率(CET1比率)の推定値は12.6%でした。

通期見通しが第4四半期の優先課題を示す

最高経営責任者(CEO)のSam Sidhu氏は、年初来の業績を受けて通期見通しを更新したと述べました。以下の見通しは経営陣の予想を示すものであり、確定した実績ではありません。

経営陣は、AIおよび自動化の取り組みも拡大する計画です。同社は法人向け預金口座の開設を数日ではなく数分で完了させる試験運用を終えましたが、本格展開と期待される効果の実現は、今後の実行課題として残っています。

結論

第4四半期には、マージンがさらに拡大するという経営陣の予想と、更新された2026年見通しの達成が試されます。融資ポートフォリオが拡大する中、信用実績も引き続き注目すべき指標です。

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