キャシー・ウッド氏率いるARK Investは2026年10月22日、決算発表後に約7%下落したことを受け、Meta Platforms株を約2,470万ドル買い付ける一方、PalantirとRobloxを少額売却した。この買い付けは、Metaが力強い売上高の伸びを報告する一方、四半期のフリーキャッシュフローがマイナスとなり、設備投資見通しの下限を引き上げた後に行われた。

主なポイント

  • ARKによるMeta株の買い付け額は、PalantirとRobloxの売却額の合計を大幅に上回った。
  • Metaの売上高は26%増加したが、四半期の設備投資は営業キャッシュフローを上回った。
  • 今回の取引は保有エクスポージャーの変化を示すものであり、PalantirやRobloxを完全に売却した証拠ではない。

目次

ARK Invest、Metaを買い増す一方で少額売却

ARKのファンドは10月22日にMeta株を38,110株購入した。同日の取引では、Palantir株を7,936株、Roblox株を33,793株売却した。

2銘柄の売却額は合計で約335万ドルとなり、Metaの買い付け額を大きく下回った。この金額差から、3銘柄の取引の中ではMetaの買い増しが最も大きな取引だったことが分かる。

これらの取引額から、取引後のファンドのポートフォリオにおける各銘柄の比率や、ウッド氏が個々の判断を下した理由は明らかにならない。また、保有株を減らしたことだけで、その銘柄をすべて売却する意向があるとは限らない。

項目詳細
取引日2026年10月22日
Meta Platforms38,110株を購入、約2,470万ドル相当
Palantir7,936株を売却、約155万ドル相当
Roblox33,793株を売却、約180万ドル相当

成長するMetaの広告事業、資金面で圧力に直面

Metaの2026年第3四半期決算によると、売上高は646億100万ドルで、前年同期比26%増だった。広告インプレッション数は10%増加し、広告の平均単価は14%上昇した。これは中核事業が成長していることを具体的に示している。

一方、資金需要は大きかった。営業キャッシュフローは327億9,000万ドルだったのに対し、ファイナンス・リースの元本支払いを含む設備投資額は349億1,000万ドルに達した。その結果、フリーキャッシュフローは21億2,000万ドルのマイナスとなった。

経営陣は2026年の設備投資見通しを1,300億~1,450億ドルから1,350億~1,450億ドルに修正した。上限は据え置いたまま、予想下限を50億ドル引き上げた。Metaは、2026年以降も中核事業と新興の人工知能関連施策に積極的な投資を続ける見通しだと述べた。

現金投資だけが業績の重荷だったわけではない。10代の若者のメンタルヘルスとソーシャルメディアをめぐる訴訟を解決する合意に関連した98億9,000万ドルの費用などが響き、四半期の営業利益は37%減の129億8,800万ドルとなった。

PalantirとRoblox、異なる業績動向

Palantirの第2四半期の売上高は93%増の19億4,000万ドルとなり、米国の商業部門の売上高は149%増加した。同社は通期の売上高見通しを約81億5,000万~81億5,800万ドルに引き上げた。したがって、ARKの売却は、報告済みの業績が縮小する中で行われたのではなく、力強い成長が示された状況で実施された。

Robloxの第2四半期のブッキングは8%増加した一方、同社は第3四半期のブッキングが14%~18%減少するとの見通しを示した。取引に先立つ1年間で、同社株は約58%下落していた。

取引を解釈するうえでは、こうした業績の違いが重要だ。ARKは、急成長するソフトウェア企業と、ブッキング見通しの悪化に直面するゲームプラットフォームの双方について、エクスポージャーを縮小した。売却だけから、両社に共通する投資判断の理由を特定することはできない。

結論

3銘柄の中でARK Investが最も大きく動いたのは、株価下落後のMeta買い増しだった。次に注目される業績指標は、Metaが示した第4四半期の売上高見通し730億~760億ドルと、発表済みの投資計画に資金を充てる能力だ。

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