定義
52週高値とは、過去52週間に資産がつけた最も高い価格で、現在の価格がこの1年の値幅のどこにあるかを見る基準として使われます。
仕組み
データ提供元によって計算方法は異なります。取引時間中についた最も高い価格である日中高値を使う提供元もあれば、日々の終値の最高値を使う提供元もあります。値動きの激しい資産では、この2つが大きく異なることがあります。毎日取引される暗号資産では、期間は過去1年間のすべての日を含み、どの取引所の価格を含めるかによっても結果が変わります。
よく使われるのは高値からの距離で、52週高値からの下落率(%)= (52週高値 − 現在価格) ÷ 52週高値 × 100です。52週安値とあわせると52週レンジとなり、価格が最近の水準の上のほうにあるのか下のほうにあるのかが一目でわかります。52週高値の更新を強いモメンタムのサインとして注目するトレーダーもいれば、売りが出やすい水準とみなすトレーダーもいます。
データ提供元は通常、株式分割に合わせて過去の価格を調整するため、1株を4株に分ける分割の後に、古い高値が現在価格の4倍の位置に残ることはありません。52週高値は過去1年間を表すものです。それだけで売買のシグナルになるものではなく、企業の価値や価格が動いた理由については何も示しません。
具体例(仮定の数値)
過去52週間の銘柄Xの日中高値が125ドル、終値の最高値が120ドルで、現在の価格が96ドルだとします。
日中高値からの下落率:(125ドル − 96ドル) ÷ 125ドル × 100 = 23.2%
終値ベースの高値からの下落率:(120ドル − 96ドル) ÷ 120ドル × 100 = 20%
データソースがどちらの定義を使うかによって、同じ銘柄が52週高値から20%下にも、23.2%下にも見えます。
よくある間違い
- 終値を使う情報源と日中価格を使う情報源の52週高値を比較する
- 52週高値の更新を、価格が上がり続ける保証とみなす
- 52週高値を大きく下回る株は割安に違いないと考える
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この用語集は学習を目的としたもので、投資助言ではありません。例に示した数値はすべて仮定のものです。