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トレード・リスク管理

定義

ドローダウンとは、資産価値がピーク(最高値)からその後の安値まで下落した幅のことで、通常はパーセントで示されます。最大ドローダウンは、口座、ポートフォリオ、戦略、資産について、一定期間内で最も大きかった下落を指します。

仕組み

ドローダウン = (安値 − 直前のピーク) ÷ 直前のピーク × 100です。開始時の価値ではなく、それまでに到達した最高値から測るため、口座全体としては利益が出ていても、ドローダウンの状態にあることがあります。最大ドローダウンは、調べた期間内で、いずれかのピークからその後の安値までの最も深い下落を記録したものです。

損失と回復は対称ではありません。ピークに戻るのに必要な上昇率 = 1 ÷ (1 − 損失率) − 1です。10%のドローダウンには約11%、25%のドローダウンには約33%、50%のドローダウンには100%の上昇が必要です。トレーダーが各ポジションの大きさを制限してドローダウンを浅く保とうとする理由の1つがこれです。

ピークから価値がそこに戻るまでの時間であるドローダウン期間も、深さと同じくらい重要です。過去の高値を下回る期間が長く続くと、耐えるのが難しくなるからです。最大ドローダウンは過去のデータに基づくものなので、将来のドローダウンがそれより深くなることもあります。また結果は、日々の終値と日中の安値のどちらを使うかによっても変わり、その扱いはツールやデータ提供元によって異なります。

具体例(仮定の数値)

10,000ドルの口座が15,000ドルのピークまで増え、その後9,000ドルまで下落し、さらに12,000ドルまで回復したとします。

安値時点のドローダウン = (9,000ドル − 15,000ドル) ÷ 15,000ドル = −40%

必要な回復率 = 1 ÷ (1 − 0.40) − 1 = 約66.7%で、これは9,000ドルから15,000ドルに戻るための上昇率です。

12,000ドルの時点では、開始時の10,000ドルを20%上回っているにもかかわらず、ピーク比では(12,000ドル − 15,000ドル) ÷ 15,000ドル = −20%の状態です。

40%の下落から回復するには、はるかに大きな上昇率が必要です。また、ドローダウンは開始時点ではなくピークから測ります。

よくある間違い

  • 直前のピークではなく、開始時の残高からドローダウンを測る
  • 40%の損失は40%の上昇で取り戻せると考える
  • 戦略の過去の最大ドローダウンを、起こりうる最悪の事態とみなす

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この用語集は学習を目的としたもので、投資助言ではありません。例に示した数値はすべて仮定のものです。

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