AmTrust InternationalはWakamの買収を完了し、確立されたフランスの保険事業を傘下に収めるとともに、英国事業を拡大した。2026年10月26日の発表でAmTrustは、新たな所有体制の下でWakamは十分な資本を備えており、事業を展開するすべての法域で新規契約の引き受けと保険契約の更新が可能だと述べた。

主なポイント

  • 買収完了により、Wakamのフランスおよび英国の保険事業がAmTrust Internationalに加わる。
  • AmTrustによると、Wakamは十分な資本を備え、新規保険契約の引き受けと既存の補償の更新が可能。
  • 経営陣は、補完的な引受能力と提携関係を通じて、商品と販売網の拡充を計画している。

目次

Wakam買収で事業会社がAmTrust傘下に

今回の買収により、特殊保険会社でAmTrust Financial Servicesの子会社であるAmTrust Internationalに、Wakam SAとWakam UKが加わる。Wakamは企業間取引を経て消費者にサービスを提供するB2B2Cモデルを採用し、英国と欧州各地の販売パートナーを通じて顧客に保険を提供している。

パートナーと保険契約者にとって、当面の業務上の要点は、新たな所有体制の下でWakamが新規契約を引き受け、契約を更新できるというAmTrustの確認である。発表では、買収価格、資本注入の規模、Wakamによる定量的な財務貢献は明らかにされていない。

項目詳細
買収対象の従業員数Wakam SAとWakam UKを合わせて230人超。
認可を受けた保険事業の支店ACPRの登録簿には、Wakamについて認可区分12件が記載されている。
越境営業の認可ACPRの登録簿には、域外向けサービス提供のパスポートが29件記載されている。
規制枠組みACPRの登録簿では、WakamはソルベンシーIIの適用対象とされている。

フランス拠点が欧州での事業範囲を拡大

AmTrustによると、今回の取引により、フランスの現地知識と事業基盤に加えて、英国での能力も加わる。Wakamは、意思決定を一元化した体制を通じて汎欧州の保険プログラムを運営している。

Wakamのフランスにおける規制登録 は、同社の事業基盤の背景を示し、認可を受けた損害保険の種目と域外への越境サービス提供の認可を列挙している。これらの認可は保険会社の規制上の事業範囲を示すものであり、買収の完了や財務条件を裏付けるものではない。

委託引受が成長計画の柱に

経営陣によると、Wakamの委託引受モデルとマネージング・ゼネラル・エージェントとの関係は、AmTrustの既存事業を補完する。両社の販売網を通じて追加商品を提供する機会が生まれるが、こうした機会は実績として報告されたものではなく、あくまで計画段階にある。

AmTrust Internationalの責任者、ピーター・デューイ氏は、Wakamがグループの引受方針に合致する権限委託型の事業分野を加えるとともに、新たなニッチ商品や地域への進出余地をもたらすと述べた。

AmTrustはまた、Wakamが自社の引受経験、技術力、業務リソースを活用できると見込んでいる。Wakamの会長兼創業者であるオリヴィエ・ジャイヨン氏は、財務力、引受および保険数理の専門知識が、保険会社の長期的な発展を支えると述べた。

結論

AmTrustが示した次の段階は、両社の商品ラインアップを拡充し、英国と欧州全域で販売網を強化することだ。Wakamの買収は完了しており、商品と提携の拡大は今後取り組む課題として残されている。

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