横河電機の送電網助成金は、産業用および分散型エネルギー資産が電力網の安定化にどう役立つかを検証するシンガポールのプロジェクトに、420万シンガポールドルを提供する。横河電機アジアは2026年10月28日、この助成金の授与を発表した。
主なポイント
- 横河電機は、シンガポールの2大学およびRexus Bioenergyとともにプロジェクトを主導する。
- 実証サイトは、Rexusが運営する出力9.9 MWの廃棄物発電所となる。
横河電機の送電網助成金の用途
この助成金は、エネルギー市場庁の「Energy Grid 3.0 Grant Call」に基づいて交付されたもので、同庁の「Future Grid Capabilities Roadmap」の一環となる。プロジェクトでは、製造工場やデータセンターなどの施設が、主要業務を継続しながら送電網を支援できるかどうかを検証する。
計画されている 送電網安定化の実証 には、横河電機に加え、シンガポール国立大学、シンガポール工科大学、Rexus Bioenergyが参加する。プロジェクトは探索段階であり、発表では実証の結果は報告されていない。
科学技術研究庁が所管する先進エネルギー・脱炭素化局が助成金を管理する。同局は2026年8月1日、エネルギー市場庁からその責任を引き継いだ。
実証事業の仕組み
プロジェクトでは、BaxEnergyのConvera Power Plant Controllerを横河電機のOpreX Collaborative Information Serverと統合する計画だ。横河電機によると、コントローラーは複数のエネルギー資源をリアルタイムで調整し、情報サーバーは異なるシステムの運用データを集約する。
この提案手法は、シンガポールで再生可能エネルギーの導入が進むなか、産業施設が送電網サービスに参加できるようにすることを目的としている。発表では、実証事業の開始日や完了日は明らかにされていない。
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