投資家が米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定と金利見通しに関する指針を待つなか、中国人民元は2026年10月28日、対米ドルで4年ぶりの高値近辺を維持した。

中国人民元、最近の高値近辺で推移

オンショア人民元は0322 GMT(日本時間11時22分)時点で対ドル0.01%安の6.6675元。取引レンジは6.6667~6.6701元だった。前回取引で付けた4年ぶり高値の6.6660元に近い水準を維持した。

取引開始前、中国人民銀行は基準値を1ドル=6.7165元に設定した。オンショア人民元は、この基準値の上下2%以内での取引が認められている。

人民元は10月に対ドルで0.6%上昇し、2026年に入ってからこの時点までに4.9%上昇していた。オフショア人民元はアジア取引で小幅に下落し、1ドル=6.666元近辺となった。

FRBの指針と工業利益に注目

市場ではFRBが金利を据え置くとの見方が広く織り込まれていたが、エネルギー価格の高止まりやインフレリスクを受け、追加利上げにつながる可能性があるかを示す指針に投資家の注目が集まっていた。MUFGのアナリストは、FRBがタカ派姿勢を示せばアジア通貨に圧力がかかる可能性があると述べた。

人民元は中国の製造業データからも支援を受けている。 国家統計局が発表した工業利益データ によると、9月の一定規模以上の工業企業の利益は前年同月比14.4%増加した。1~9月のコンピューター、通信機器およびその他電子機器製造業の利益は、前年同期比103.8%増加した。

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