2026年10月20日の日中取引で3M株は4.99%上昇し、170.09ドルとなった。第3四半期利益の増加と、工業製品メーカーである同社が通期の調整後利益見通しを引き上げたことを受けた。純利益は前年同期の8億3,400万ドルから13億7,000万ドルに増加し、売上高は1%増の65億8,000万ドルとなった。
主なポイント
- 株価は前日終値から8.08ドル上昇したが、引用した価格は終値ではない。
- 報告ベースの1株当たり利益は2.63ドルに増加し、調整後EPSは12%増の2.50ドルとなった。
- 2026年の調整後EPS見通しの修正には、買収と非GAAP報告の変更が反映されている。
目次
四半期決算発表後に3M株が上昇
10月20日の取引時点で、株価はニューヨーク証券取引所の始値163.00ドルを付けた後、前日終値の162.01ドルを上回った。この上昇は決算発表後に起きたものだが、株価の動きだけでは、発表内容のどの要素が投資家の判断を左右したかは特定できない。
決算では、報告売上高を上回るペースで利益が伸びた。純利益は約64%増加し、報告ベースのEPSは前年同期の1.55ドルから70%増加した。調整後純利益は13億1,000万ドルだった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 10月20日の日中株価レンジ | 162.13~172.45ドル |
| スナップショット時点の売買高 | 319万株、平均売買高は312万株 |
| 52週間の株価レンジ | 139.34~184.90ドル |
利益率の拡大が調整後利益の成長を下支え
3Mの2026年第3四半期決算発表によると、調整後営業利益率は前年同期の25.1%から26.2%に上昇した。報告ベースの営業利益率も拡大し、前年同期の22.2%に対して23.7%となった。
調整後売上高は4.2%増加し、調整後オーガニック成長率は3.3%だった。これらの売上指標では、製造されたPFAS製品が除外されている。報告ベースのオーガニック売上高成長率は0.2%だった。この違いは、調整後の数値が同社の報告売上高とは異なる成長率を示すため重要だ。
3Mはまた、非GAAP報告において無形資産の償却を特別項目として扱うよう変更した。この変更により、第3四半期の調整後EPSは約4セント押し上げられた。前年同期の数値も同じ基準で表示されており、同社は前年同期比の比較に重大な影響はないとしている。
年間見通しに業績と報告方法の変更を反映
経営陣は2026年通期の調整後EPS見通しを9.10~9.15ドルに引き上げた。調整後総売上高の伸び率は4.5%超、調整後オーガニック売上高の伸び率は3.5%超を見込んでいる。これらは予想であり、通期の確定実績ではない。
更新後の見通しには、年初来の業績、Madison Fire & Rescueの買収、償却費の取り扱いの変更が織り込まれている。したがって、見通しの引き上げを基礎事業に対する期待の変化だけと捉えるべきではない。
まとめ
株価上昇は、四半期利益の増加と通期利益見通しの引き上げに伴うものだった。次の業績上の焦点は、改定後の報告基準に基づき、3Mが通期の売上高と調整後EPSの目標を達成できるかどうかだ。
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