理想科学工業は2026年10月20日、高速カラープリンターのComColor GNシリーズを発表しました。請求書、マニュアル、封入郵便物などの大量印刷を想定しています。最上位モデルのGN9830は、所定の条件下で片面印刷時に毎分最大180ページの印刷速度を実現します。ただし、発売時期や仕様は国・地域によって異なります。

要点

  • 最上位モデルのGN9830は、所定の印刷条件下で毎分最大180ページの印刷速度を実現します。
  • RISOによると、熱を使わないインクジェット技術により、用紙の平らな状態を保ち、両面印刷や後加工をしやすくします。
  • 地域によって販売状況は異なり、今回の発表では価格は明らかにされていません。

目次

ComColor GNは大量印刷のワークフローを想定

新シリーズは、固定式のインラインプリントヘッドと、RISO独自の油性顔料インクを組み合わせています。同社によると、印刷速度に加えて、起動、クリーニング、スリープモードからの復帰も最適化しました。また、オプションの高速スキャン機能により、ワークフロー全体の短縮を目指しています。

RISOのComColor GNの製品仕様には2機種が掲載されており、連続印刷速度は接続するオプションの排紙装置によって異なると記されています。したがって、最上位モデルの最高速度は所定の動作条件における基準値であり、すべての印刷ジョブで保証される速度ではありません。

発表によると、毎分180ページという数値は、フェイスダウントレイを使用し、標準濃度で長辺給紙を行うA4用紙の連続片面印刷を条件としています。

項目詳細
GN7630の印刷速度毎分160ページ
対応用紙サイズ両モデルともA3/レジャーサイズ
給紙両モデルとも複数の給紙トレイと標準トレイを装備
再生プラスチック樹脂本体の15%に使用。従来モデルの3倍の割合

熱を使わない印刷で後加工と用紙搬送を支援

RISOによると、熱を使わない同社の印刷方式は、レーザープリンターで用いられる熱や圧力を加えないため、用紙のカールを防ぎやすくなります。用紙を平らに保つことで、安定した両面印刷に加え、その後の仕分け、ステープル留め、中とじ製本を支援します。

新たに配合したインクと改良したプリントヘッドは、色濃度を高め、色域を広げるよう設計されています。また、封筒やはがきを含む各種用紙で、細かな文字、バーコード、画像を印刷する際の用紙搬送とインクの着弾精度も改善したと同社は説明しています。

請求書や郵便物を作成する組織にとって、実用面での価値は印刷速度だけにとどまりません。モジュール式の後加工オプションを接続することで、印刷から文書の準備までを一体化できます。

エネルギーに関する説明と地域別の販売状況

RISOによると、熱を使わない方式はTEC指標で測定した週間消費電力量を削減します。今回の発表では削減幅が数値で示されていないため、具体的な電気料金の節約額を裏付けるものではありません。

また、プリンターのカラータッチスクリーンでは、二酸化炭素排出量の推定削減量を確認できます。これは機器に表示される推定値であり、特定の顧客における削減実績を独立に検証したものではありません。

RISOは、詳細な仕様や販売状況について、各地域の営業拠点または販売代理店に確認するよう購入者に案内しています。世界向けの発表では、世界共通の発売日は確定していません。

結論

今回の発売により、RISOの大量印刷向け製品ラインアップに、印刷速度の向上と用紙搬送の改善が加わります。購入を検討する際は、まず地域での販売状況、仕様、後加工オプションを確認することが実務上の次のステップです。

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