Strideが2026年10月20日に発表した見通しでは、教育会社である同社の2027年度売上高を25億3,000万~26億1,000万ドルと予想しており、同期間について初めて示した見通しとなる。この予想は第1四半期決算とともに発表され、在籍者1人当たり売上高の増加が平均在籍者数の減少を補い、売上高は3.0%増加した。
主なポイント
- 2027年度の売上高レンジは新たな通期見通しであり、既存の見通しの引き上げではない。
- 第1四半期の売上高は6億3,940万ドルに増加した一方、調整後営業利益は3.1%減少した。
- キャリア学習の成長が、一般教育および成人学習の売上高の低迷を補った。
目次
Strideの見通し、新たな通期基準を設定
同社が発表した2027年度見通しと第1四半期決算では、通期売上高目標とあわせて、第2四半期の売上高を6億2,500万~6億4,500万ドルと予想した。これらは経営陣による予想であり、確定した実績ではない。
今回の通期レンジを2026年度見通しの修正と表現すべきではない。Strideは当初、2025年10月に2026年度売上高を24億8,000万~25億5,500万ドルと予想し、2026年1月にそのレンジを再確認した後、2026年4月に24億9,000万~25億2,000万ドルに絞り込んだ。これらの予想は別の会計年度を対象としていた。
経営陣は、利益率、投資、税率に関する以下の前提も示した。調整後営業利益は非GAAP指標であり、一般に公正妥当と認められた会計原則に基づいて算出される営業利益とは異なる。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 2027年度調整後営業利益の見通し | 5億~5億3,000万ドル |
| 2027年度設備投資の見通し | 7,000万~8,000万ドル |
| 2027年度実効税率の見通し | 24%~26% |
| 2027年度第2四半期調整後営業利益の見通し | 1億3,500万~1億4,500万ドル |
| 2027年度第2四半期設備投資の見通し | 1,900万~2,100万ドル |
在籍者数が減少する中、第1四半期の売上高は増加
2026年9月30日終了の第1四半期の売上高は、前年同期の6億2,090万ドルから6億3,940万ドルに増加した。平均在籍者数は2.5%減の24万1,400人となった一方、在籍者1人当たり売上高は7.0%増の2,556ドルとなった。
この数字は、売上高の成長が学生数全体の拡大に依存していなかったことを示している。Strideは、プログラムによって在籍者1人当たりの平均売上高が異なるため、在籍者の構成の変化が売上高に影響する可能性があると注意を促した。
一般教育の売上高は1.8%減の3億5,660万ドルだった。キャリア学習の売上高合計は9.7%増の2億8,280万ドルとなり、中学・高校向けプログラムの12.7%増がけん引した。成人学習の売上高は34.4%減の1,070万ドルだった。Strideは成人学習事業の在籍者数を公表していない。
GAAPベースと調整後の利益は異なる動き
GAAPベースの営業利益は22.2%増の8,430万ドルとなった一方、調整後営業利益は3.1%減の7,860万ドルだった。年間見通しには調整後の指標が用いられているため、この違いは見通しを評価するうえで重要となる。
純利益は5.6%減の6,490万ドルだった。それでも、希薄化後の加重平均発行済み株式数が4,920万株から約4,480万株に減少したため、希薄化後1株当たり利益は1.40ドルから1.45ドルに増加した。調整後1株当たり利益は1.52ドルから1.37ドルに減少した。
Strideは、幼稚園から高校までの教育、キャリア学習、職業スキル訓練など、オンラインおよび複合型の教育サービスを提供している。そのため、同社の四半期業績には単一の在籍者市場ではなく、学齢期向けプログラムと成人向け訓練の異なる動向が反映される。
結論
第1四半期の業績がまちまちとなる中、Strideの見通しは2027年度の基準を示した。次の業績確認点は第2四半期であり、実績を経営陣の売上高および調整後営業利益のレンジと比較できる。
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