Lagercrantzは2026年9月30日終了四半期に、オーガニック成長率が12%となり、売上高が22%増の29億9,000万SEKに伸びたことで増益となった。同テクノロジーグループが10月23日に発表した決算によると、純利益は31%増の3億4,000万SEKだった。複数の事業で需要が拡大し、成長を支えた一方、リストラ費用や建設市場の低迷がグループの一部事業の重しとなった。
主なポイント
- 四半期の売上高22%増のうち、半分超をオーガニック成長が占めた。
- 四半期EBITAは21%増の5億3,100万SEKとなった一方、利益率はわずかに低下し17.8%となった。
- 上期に完了した8件の買収により、年間売上高合計約6億6,000万SEKの事業が加わった。
目次
基礎的な需要の強まりを受けLagercrantzが増益
Lagercrantzの2026年4~9月期中間決算によると、第2四半期の税引前利益は24%増の4億2,500万SEKとなった。無形資産の償却前営業利益であるEBITAは、4億4,000万SEKから5億3,100万SEKに増加した。利益率は前年同期の17.9%をわずかに下回り、営業利益はおおむね売上高と同程度のペースで伸び、利益率の拡大による押し上げはなかったことを示している。
買収は四半期の売上高成長率に9ポイント寄与し、為替変動による寄与は1ポイントだった。オーガニック成長率は12%と、上期の9%を上回り、7~9月期に基礎的な売上高の伸びが加速したことを示した。
ヨルゲン・ウィグ最高経営責任者(CEO)は、成長は単一の大型納入によるものではなく、比較的広範な事業に及んだと述べた。夏前に受注が増加し、それが売上高の拡大につながった。特に電化、インフラ、セキュリティ、防衛関連事業が好調だった。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 上期売上高 | 58億9,700万SEK、前年同期の49億3,000万SEKから20%増。 |
| 上期EBITA | 10億2,900万SEK、前年同期は8億7,200万SEK。利益率は17.4%、前年同期は17.7%。 |
| 上期税引前利益 | 8億3,000万SEK、前年同期の6億8,600万SEKから21%増。 |
| 上期純利益 | 6億5,500万SEK、前年同期の5億2,300万SEKから25%増。 |
| 上期営業キャッシュフロー | 5億4,900万SEK、前年同期は5億5,300万SEK。 |
| 直近12カ月の1株当たり利益 | 6.45SEK、2025/26年度は5.81SEK。 |
事業部門の増益とリストラ圧力が対照的に
電化事業の売上高は22%増加し、オーガニック成長率は18%だった。部門EBITAは19%増加し、利益率は20.7%に達した。経営陣は、電力網への投資、風力タービンの導入、グリーントランジションを追い風となる市場環境として挙げた。
Control事業の売上高は29%増加し、オーガニック成長率は16%だったが、一時的なリストラ費用によりEBITAはわずかに減少した。ウィグ氏によると、単発の受注ではなく、CP Casesなどの軍事関連事業を中心とした基礎的な需要が売上高を支えた。
Niche Products事業は、値上げと事業実績の改善に支えられ、売上高が19%増、EBITAが43%増となった。International事業はオーガニック成長のみで5%増収となったが、道路維持管理関連の納入減少と比較対象期間のハードルが重しとなり、EBITAは小幅に減少した。
利益成長に営業キャッシュ創出が追いつかず
四半期の営業キャッシュフローは、2億6,500万SEKから2億7,000万SEKへ小幅に増加した。しかし上期のキャッシュ創出額は、利益が増加したにもかかわらず前年同期をわずかに下回った。会計上の利益の増加が、営業キャッシュの同程度の増加につながらなかった点は重要だ。
それでもバランスシートは改善し、自己資本比率は前年同期の31%から32%に上昇した。直近12カ月の自己資本利益率も30%から31%に改善した。
買収目標を維持、追加費用の可能性も
Lagercrantzは9月30日までの6カ月間に8件の買収を完了した。ウィグ氏は、年間8~12件という買収目標を今年変更する予定はないと述べる一方、買収を通じて年率少なくとも10%の成長を実現する方針を強調した。
経営陣は、業績不振企業の再建に向けた取り組みにより、今後1~2四半期に追加のリストラ費用が発生する可能性があると見込んでいる。Control事業の四半期費用について具体的な金額は明らかにされなかった。
建設需要は引き続き低迷し、原材料費と運賃の上昇を受けて値上げが行われた。ウィグ氏はまた、複数事業で受注が改善した後も、地政学的な不確実性により顧客が大型投資に慎重になる可能性があると警告した。
結論
Lagercrantzは、買収を継続するなかでオーガニック需要の強まりから恩恵を受けた。今後数四半期は、経営陣が見込む追加のリストラ費用と、受注の増加が引き続き売上高に結びつくかが焦点となる。
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