タタ・コンシューマー株は2026年10月27日、同社の7~9月期決算を受けて日中に6%超上昇した。株価はNSEで994.85ルピーに達し、午前9時40分時点では990.50ルピーで取引された。前日終値は936.50ルピーだった。複数の証券会社は投資判断を維持しつつ、目標株価を引き下げた。

主なポイント

  • 寄り付き後の上昇は、株主帰属の四半期連結利益が16%増加したことを受けた。
  • ゴールドマン・サックス、ジェフリーズ、シティは買い判断を維持したが、目標株価を引き下げた。
  • 新規事業の力強い成長とは対照的に、インドの茶葉販売数量は横ばいだった。

証券会社の目標株価引き下げにもかかわらずタタ・コンシューマー株が上昇

株価上昇は10月26日に発表された決算を受けたもの。提示された株価は10月27日の取引序盤の時点を示すもので、同日の終値ベースの動きではない。

証券会社の投資判断と目標株価は異なる方向に動いた。ゴールドマン・サックス、ジェフリーズ、シティは買い判断を維持し、エララ・セキュリティーズは「アキュムレート」を再表明した。一方、4社はいずれも目標株価を引き下げた。強気の投資判断が、より高いバリュエーション予想につながらなかったことを示している。

エララは、利益率の改善が予想より遅れていることを目標株価引き下げの理由に挙げた。ゴールドマン・サックスは2桁台の販売数量成長を強調し、ジェフリーズは茶と食塩のインフレ圧力があるなかでも、四半期業績は予想を上回ったと述べた。

項目詳細
ゴールドマン・サックス — 買い目標株価を1,440ルピーから1,325ルピーに引き下げ。
ジェフリーズ — 買い目標株価を1,450ルピーから1,250ルピーに引き下げ。
シティ — 買い目標株価を1,400ルピーから1,225ルピーに引き下げ。
エララ・セキュリティーズ — アキュムレート目標株価を1,290ルピーから1,080ルピーに引き下げ。

連結業績の成長と単体利益の減少が対照的

株主帰属の連結純利益は前年同期比16%増の4億6,930万ルピーとなった。タタ・コンシューマーの 9月期決算発表 によると、売上高は14%増の566億1,000万ルピー、利払い・税引き・減価償却前利益(EBITDA)は18%増の79億4,000万ルピーだった。

一方、単体業績は最終利益が低調だった。売上高が17%増の420億7,500万ルピーとなった一方で、純利益は14.9%減の24億2,810万ルピーだった。連結と単体の数値は対象範囲が異なるため、業績を測る指標として相互に置き換えるべきではない。

インドのブランド事業の基礎的な販売数量成長率は11%に達した。成長事業は40%拡大し、インド事業の38%を占めた。タタ・サンパンの売上高は57%増、レディ・トゥ・ドリンク飲料の売上高は47%増となった。カテゴリー需要が低調ななか、インドの茶葉販売数量は横ばいだった。

利益率の回復はなおアナリストの予想

ジェフリーズは、FY27のEBITDA利益率が前年同期比で50~70ベーシスポイント拡大するとの予想を維持した。シティは下期に50ベーシスポイントの拡大を予想し、複数カテゴリーでの価格改定がまだ十分に反映されていないと指摘した。

これらの予想は対象期間が異なり、実績や会社の業績見通しではなく、証券会社による予測である。エクイラス・セキュリティーズは、成長事業の勢いを維持すること、買収事業の収益寄与を高めること、茶葉販売数量を回復させることを、主要な実行面の課題として挙げた。

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