2026年10月27日、中国株は寄り付き後の上昇分を失い、昼休み時点で下落して取引され、香港株も値下がりした。上海総合指数は0.1%安の3,692.58ポイント。銀行株が上昇する一方、テクノロジー株の下げが目立った。

主なポイント

  • CSI半導体指数は2.2%下落し、6カ月ぶりの安値を更新した。
  • 香港のハンセン科技指数は、より広範なベンチマークを下回った。
  • 公式統計で工業利益の伸びが示され、経済の下支え材料となったものの、株式市場全体の上昇にはつながらなかった。

中国株で広がるテクノロジー株との明暗

大型株で構成するCSI300指数は昼時点で0.1%安となり、上海総合指数と同じ下落率だった。テクノロジー株中心の指数はより大きく下落し、同セクターの下げが続いた。

CSI AI指数は0.8%下落し、半導体株はさらに大きく下げた。一方、CSI銀行指数は0.8%上昇した。この明暗は、弱さが各セクターに一様に広がったのではなく、テクノロジー株に集中していたことを示している。

香港では、ハンセン指数が0.1%下落し、ハンセン科技指数は0.8%下落した。これらは昼時点の取引状況を示すものであり、終値ではない。

項目詳細
ChiNext総合指数10月27日の昼休み時点で0.5%下落。
STAR5010月27日の昼休み時点で1.5%下落。
CSI半導体指数2.2%下落し、6カ月ぶりの安値を更新。
CSI銀行指数0.8%上昇し、テクノロジーセクターの下落と対照的な動き。

工業利益は増加、セクター別の業績はまちまち

国家統計局の 1~9月の工業利益に関する発表 によると、一定規模以上の中国の工業企業の利益は、2026年1~9月に前年同期比15.5%増加した。9月の利益は14.4%増だった。

セクター別の内訳にはばらつきがあった。1~9月の製造業利益は17.0%増加し、鉱業利益は38.2%増加した。電力・熱供給・ガス・水の生産および供給業の利益は14.3%減少した。

ハイテク製造業の利益は、9カ月間で52.0%増加した。この業績改善と当日のテクノロジー株の下落は異なるものを示している。前者は累積的な企業業績、後者は単一取引日の市場評価である。

流動性供給制度は別個の政策動向

中国人民銀行は10月26日、大規模な解約に直面するノンバンク金融機関に緊急流動性を供給するため、スワップ制度を設けることを決定したと発表した。

この発表は、解約に伴う資金繰りの逼迫への支援に関するものだ。金融機関がすでに資金を引き出したことや、この制度が観測された株価の動きを引き起こしたことを示すものではない。

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