ノバルティスの2026年第3四半期の非GAAPベースの1株当たり利益は2.46ドルとなり、アナリスト予想を0.22ドル上回った。スイスの製薬会社は10月27日に業績を発表し、通期のコア営業利益見通しを引き上げた。一方、売上高は予想をわずかに下回り、フリーキャッシュフローは減少した。

要点

  • 売上高は前年同期比4.4%増の145億2,000万ドルとなったが、予想を4,000万ドル下回った。
  • コア営業利益は10%増加した一方、フリーキャッシュフローは18%減少した。
  • 通期のコア営業利益見通しの引き上げは業績予想であり、確定した実績ではない。

ノバルティス、第3四半期は利益増もキャッシュフロー減

第3四半期の売上高、収益性、キャッシュ創出力はそれぞれ異なる動きを示した。売上高はアナリスト予想をわずかに下回ったものの、前年同期から増加し、非GAAPベースの1株当たり利益は予想を上回った。利益の予想超過は予測との比較を示すものであり、それだけで利益がどの程度増加したかを示すものではない。

コア営業利益は10%増加し、報告された売上高の伸び率を上回った。フリーキャッシュフローは逆に18%減少し、51億ドルとなった。この乖離が重要なのは、利益と、配当や投資などの資本支出に充てられるキャッシュは別の指標だからだ。

2026年通期の営業利益見通しを引き上げ

ノバルティスは四半期業績の発表を受け、通期のコア営業利益見通しを引き上げた。この修正は経営陣による将来予測であり、第3四半期にすでに記録された営業利益の伸びとは区別する必要がある。

同社は2023年にジェネリック医薬品事業のサンドをスピンオフして以降、革新的な処方薬に注力している。ポートフォリオには、エンレスト、キスカリ、コセンティクス、ケシンプタなどの治療薬が含まれる。

配当実績は背景情報であり、支払いを保証するものではない

ノバルティスの 配当支払い実績 によると、2025事業年度の株主承認済み配当は1株当たり3.70スイスフランで、5.7%増となった。2026年3月12日に支払われ、同社にとって29年連続の年間増配となった。

この実績は株主還元の背景情報となるが、今後の増配を保証するものではない。第3四半期のキャッシュフロー減少は、すでに支払われた2025事業年度の配当とは別の動きだ。

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