HSBCの2026年第3四半期決算では、税引前利益が32%増の96億ドル、売上高が4.7%増の186億2,000万ドルとなった。同行は10月27日にこの決算を発表し、1株当たり0.10ドルの第3回中間配当と、新たな10億ドルの自社株買い計画も明らかにした。
主なポイント
- 前年同期と比べ、税引前利益は売上高を上回る伸びを示した。
- 平均有形自己資本利益率の年率換算値は、12.3%から17.7%に上昇した。
- 配当の宣言と計画中の自社株買いは、株主還元の別々の形態である。
HSBCの利益は改善したが、市場予想には届かず
四半期の数値は前年同期比で収益性が向上したことを示した一方、売上高はアナリスト予想を4億7,000万ドル下回った。非GAAPベースの1株当たり利益は0.42ドルで、予想を1.83ドル下回った。
平均有形自己資本利益率の年率換算値が、2025年の同四半期の12.3%から17.7%に上昇したことも、収益性の改善を示す別の指標となった。この利益率指標は、税引前利益の金額とは異なる。
したがって、今回の結果は2種類の比較を示している。HSBCは前年同期よりも高い売上高と税引前利益を計上した一方、売上高と非GAAPベースの1株当たり利益はアナリスト予想に届かなかった。予想未達であっても、報告された前年同期比の伸びが否定されるわけではない。
配当を宣言、銀行は追加の自社株買いを計画
HSBCの取締役会は、1株当たり0.10ドルの第3回中間配当を宣言し、10億ドルの自社株買いプログラムを発表した。自社株買いは株式の取得を計画しているということであり、全額をすでに支出したという意味ではない。
HSBCの配当通貨に関する取り決め では、配当の宣言通貨と株主が受け取る通貨を区別している。配当は米ドルで宣言される一方、株主は米ドル、ポンド、香港ドル、またはこれらの通貨の組み合わせによる現金支払いを選択できる。
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