EnerpacによるSFE買収は2026年10月28日に完了し、Enerpac Tool GroupがSpecialized Fabrication Equipment Groupを約4億7,200万ドルで買収した。この取引により、Enerpacのポートフォリオに産業機器ブランドが12社加わる。

主なポイント

  • 買収価格には、現金約4億5,200万ドルと、特定の取引ボーナスの代わりに付与される株式報酬2,000万ドルが含まれる。
  • SFEは、2026年3月31日までの12カ月間に約1億7,000万ドルの売上高と4,400万ドルの調整後EBITDAを計上した。
  • Enerpacは、この買収が2027年度の調整後1株当たり利益に寄与すると見込んでいる。

EnerpacによるSFE買収の条件と資金調達

Enerpacは、Gladstone Investment Corporationのポートフォリオ企業であるSFEG HoldingsからSFEを買収した。買収価格の現金部分には、一般的なクロージング時の調整が適用される。Enerpacは7月7日にこの取引を発表しており、 先に締結した買収契約 には、取引完了前の買収計画が記載されていた。

Enerpacは、手元資金、拡大された3億ドルのタームローン、および新たな5億5,000万ドルのリボルビング信用枠からの借入で買収資金を調達した。5年満期のシニア信用枠は10月16日に締結され、総額は8億5,000万ドル。さらに最大4億2,500万ドルの枠を追加できるオプションが付いている。

同社は、クロージング時のプロフォーマベースで、純有利子負債/調整後EBITDA倍率を約2.3倍と推定した。また、取引費用を約800万ドル、統合費用を1,000万~1,400万ドルと見積もった。

ブランドと予想される財務面への寄与

ヒューストンを拠点とするSFEは、製造、溶接、ポータブル加工、マテリアルハンドリング機器を供給している。同社のブランドにはClimax、B&B Sumner、Axxairが含まれる。世界全体で約350人の従業員を擁し、製造拠点が5カ所、レンタル拠点が7カ所ある。

Enerpacは、この買収が2027年度の調整後1株当たり利益を押し上げると見込んでいる。また、3年目までに400万~600万ドルのシナジーを見込むが、これらは実現済みのコスト削減ではなく、あくまで推定値である。

SFE従業員向けの株式報酬

Enerpacは、SFEの上級従業員14人に対し、約2,120万ドルの誘因株式報酬を付与すると発表した。この金額には、クロージング時にGladstoneが本来支払う予定だった特定の取引ボーナスに代えて付与された2,000万ドル相当の報酬が含まれる。

報酬の権利確定条件は一律ではない。一部は業績指標、またはSFEの2026年暦年予算EBITDA目標の達成を条件としている。

次の予定

Enerpacは、2026年10月28日の市場取引終了後に決算を発表し、翌29日午前7時30分(米中部時間)からの投資家向け電話会議で2026年度第4四半期決算について説明する予定だ。

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