パンジャブ・ナショナル銀行(PNB)は、2026~27年度に費用収益比率を50%未満に引き下げ、2028~29年度までに約45%とすることを目指していると、マネージングディレクター兼CEOのアショク・チャンドラ氏が2026年10月25日に述べた。同比率は2027年度上半期に50.38%となり、2025年9月の53.3%から低下した。同行は経費を抑制し、収益力を強化する取り組みを進めている。

要点

  • 2027年度に50%未満、2029年度に約45%とする目標はいずれも、引き続き経営陣の目標である。
  • PNBは効率性の改善に向け、預金コスト、貸出利回り、手数料収入、営業経費を検証している。
  • 9月期の純利益は13%増加し、財務運用収益が弱含むなかでも本業の営業利益は約29%増加した。

目次

PNBの費用収益比率、最初の目標に接近

PNBの上半期の比率は、2025年9月の水準を2.92ポイント下回った。50%未満への低下は、営業コストに吸収される収入の割合を減らす長期的な取り組みにおける次の段階となる。

「今会計年度中に50%を下回ることを目指しています。これが私たち自身に設定した最初の目標です」とチャンドラ氏は述べた。さらに、2028~29年度までに約45%とする目標を掲げた。

費用収益比率の低下は営業効率の改善を示すが、経費抑制と収入増加の双方を反映する可能性がある。チャンドラ氏の計画は、支出削減だけに頼らず、両面に取り組むものだ。

項目詳細
2026年9月期四半期の純利益5,532億ルピー、前年同期比13%増。
2026年9月期の財務運用収益753億ルピー。前年同期は1,769億ルピー。
2026年9月期の本業の営業利益の伸び財務運用益と回収額を除き、前年同期比で約29%増。
直前四半期の本業の営業利益の伸びチャンドラ氏によると32~34%。

資金調達コストや手数料収入にも及ぶ経費の検証

チャンドラ氏によると、現在はすべての検討会議で、預金コスト、貸出金利回り、手数料収入、営業経費削減の余地に焦点を当てている。同行は各部門における業務効率の重要性も強調している。

チャンドラ氏は、PNBは長年にわたり課題に直面し、その結果、費用収益比率が比較的高い水準にとどまってきたと述べた。また、複数の分野でなおコスト削減の余地があるとの認識を示した。定量的な経費削減計画は明らかにしなかった。

PNBの2026年9月の財務開示一覧では、四半期決算発表、投資家向けプレゼンテーション、決算説明会資料を閲覧できる。同行の開示ページには、2026年9月30日に終了した四半期および上半期に関する、10月23日付の決算説明会の書き起こしが掲載されている。

本業の利益成長が財務運用面の圧力を相殺

PNBは2026年9月までの3カ月間に、四半期ベースで過去最高の純利益を計上した。中核収入の改善と不良債権の減少が寄与した。

チャンドラ氏は、財務運用益と回収額を除いた本業の営業利益を、基礎的な事業実績を測る指標として強調した。同利益は前年同期比で約29%増加し、直前四半期の32~34%増に続いた。

財務運用収益は大幅に減少したものの、チャンドラ氏は同行が営業利益の伸びを維持したと述べた。この違いは効率化計画にとって重要だ。継続的な事業の強化は、投資関連収入が弱含む局面でも比率の改善を支え得る。

結論

次の節目は、PNBが2027年度に費用収益比率を50%未満に引き下げられるかどうかだ。2029年度までに45%とする長期目標は経営陣の目標であり、その進展は経費規律と収入増加の双方に左右される。

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