バジャー・メーターは2026年第3四半期、売上がほぼ横ばいとなるなか、利益率の拡大が寄与して業績が改善した。一方、最初の9カ月間で現金残高は大幅に減少した。10月22日に発表された9月30日終了四半期の決算によると、希薄化後1株当たり利益は1.24ドルとなり、前年同期の1.19ドルから増加した。経営陣は、最近買収したUDlive事業を除き、第4四半期も売上高がさらに改善すると見込んでいる。
主なポイント
- 四半期の営業利益は4%増加し、営業利益率は20.2%に達した。
- 9カ月間では、買収、自社株買い、配当の支出が営業活動による現金創出額を上回った。
- 公共事業プロジェクトの時期にばらつきがあるものの、経営陣はUDliveを除く第4四半期の売上高成長を見込んでいる。
目次
公共事業の需要にばらつきがあるなか、バジャー・メーターは増益
バジャー・メーターの 第3四半期決算 では、売上高は2億3,590万ドルとなり、前年同期の2億3,570万ドルと比べてほぼ横ばい、また第2四半期比では6%増加した。営業利益は4,770万ドルとなり、前年同期の4,610万ドルから増加した。純利益は3,590万ドルとなり、前年同期の3,510万ドルから増加した。
営業利益率は前年同期の19.6%から20.2%に上昇し、売上総利益率も40.7%から41.9%に拡大した。同社は、売上高の増加と構成の構造的な改善が売上総利益率の上昇に寄与したと説明した。実効税率の低下も利益を下支えした。
公共水道向け売上高は前年同期比で横ばいとなった。このうち、2026年5月1日に買収したUDliveの寄与額は560万ドルだった。同買収の影響を除くと、公共水道向け売上高は前年同期比で3%減少したものの、前四半期比では5%増加した。バジャー・メーターは、高度計量インフラ(AMI)プロジェクトの実施時期にばらつきがあった一方、ソフトウェア売上高の増加が一部を補ったと説明した。流量計測機器の売上高は2%増加した。
四半期の改善だけでは上期の低調さを埋め合わせられなかった。9カ月間の売上高は6億6,050万ドルとなり、前年同期の6億9,600万ドルから減少した。純利益も1億810万ドルから9,300万ドルに減少した。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 買収(取得現金控除後) | 2026年最初の9カ月間の現金流出額:9,440万ドル |
| 普通株式の買い戻し | 2026年最初の9カ月間の現金流出額:1億1,900万ドル |
| 配当金の支払い | 2026年最初の9カ月間の現金流出額:3,590万ドル |
| 有形固定資産への支出 | 2026年最初の9カ月間の現金流出額:1,230万ドル |
投資と株主還元を反映した現金の減少
現金および現金同等物は、2025年12月31日の2億2,600万ドルから、9月30日時点で6,790万ドルに減少した。この減少については、単独で事業運営上の危機を示すものと捉えるのではなく、同社の現金の使途と併せて見る必要がある。
最初の9カ月間に営業活動が生み出した現金は1億390万ドルで、前年同期の1億2,890万ドルを下回った。買収支出、設備投資、株主還元を合わせると、この流入額を上回った。第3四半期だけでも、自社株買いは約5,550万ドルに達した。
9月30日時点で流動資産は3億6,790万ドルとなり、流動負債の1億4,830万ドルを上回った。それでも、現金準備が縮小したことで、年初と比べて即時に利用できる現金は少なくなっている。
第4四半期の見通しはプロジェクトの遂行次第
会長、社長兼最高経営責任者(CEO)のケネス・C・ボックホルスト氏は、UDliveを除く「Base」ベースで、第4四半期の売上高が前四半期比、前年同期比のいずれでも改善すると見込んでいると述べた。経営陣はまた、この成長の勢いが2027年まで続くと予想した。これらは見通しであり、確定した実績ではない。
ボックホルスト氏は、コスト管理と、電子部品のサプライチェーンに関連する継続的な資材コスト圧力を強調した。したがって見通しには、プロジェクト活動の改善期待と、支出および投入コストへの継続的な注意の両方が織り込まれている。
バジャー・メーターは年間配当率も10%引き上げ、1株当たり1.76ドルとした。これにより、年間増配は34年連続となった。
結論
バジャー・メーターの利益を巡る次の焦点は、第4四半期の公共事業プロジェクトの活動が、経営陣の見込む売上高改善をもたらすかどうかだ。買収と株主還元によって現金準備が大幅に減少した9カ月間を経て、現金創出力も重要となる。
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